売れる営業マンになる為に

出来る営業マンと自分との違いを考えた事はありますか？僕は入社当初、いろんな営業本を読んだり、ユーチューブで営業とは何かをかなり勉強しました。その中で良くある話はお客様にその場で良い返事（即決）をもらうための営業トークの持っていき方、即決営業という言葉が本当に多い。僕は入社時はこの即決にこだわって仕事をしていた。お客様が契約せずに帰ってしまうと上司からは「何で帰らせてしまったのか？」、「なんでもっと粘らない！？」、「決めてもらうまでとことんやれ！」とその1回のチャンスを逃さないようにと、とことん教え込まれた。ただ、ずっとこの即決営業が僕には腑に落ちなかった。当時良く思ったことは、僕がお客様の立場だとしたら、こんなに店員に詰め寄られたら嫌だろうなと、僕だったらキレるだろうなと、そしてもう2度とこのお店には来ないだろうなと、思った。

僕の会社にもいろんなスタイルの営業マンがいるが、ほとんどは上記の即決スタイルが一番多い。まあ即決営業が出来れば、それでも全然良いと思うし、それが一番良いのかもしれない。だけど、僕はどうしてもそのスタイルが腑に落ちず、それ以外のいろんな営業を試してみた。そしていろいろやってる内に、気づかないうちに自分のスタイルが出来ていた。

僕の営業スタイルを簡単に言えば、お客様へストレスをかけない営業、根本はこれ。あとはお客様が自分へのマイナスポイントをとことん減らす行動、この2点をメインにしている。

まずは、お客様がストレスになるような言動はなるべく避け、なるべくお客様本意にお話しを進めていく。ただ全てをお客様本意にしてしまうのではなく、時にはそっと背中を押してあげる感じの営業。

もう一つの自分へのマイナスポイントを減らすというのは、お客様は物を買う時などどんな場合でも対応をしてくれた店員さんの評価を知らずの内に付けていると思う。僕も店員さんの評価は常に付けている。〇〇は良かったけど、〇〇は残念だったね、とか。そして、そのお店を出たときにトータルの印象が良ければ、また行こうとなるし、印象が悪かったらもう2度と来ないと思う。僕はその評価を100点満点を取るのは出来ないけど、高得点を取る努力はしている。

この上記2つだけでも、仕事が結構うまくいくようになる。僕がこれをやって売れているんだから、みんなにも出来るようになると思う。また、どんな風に僕がやっているのかは、これから細かくお話をしようと思う。

最後にこのブログのテーマは「そこそこ売れる営業マンになる為に」だけども、僕がそこそこ売れている営業マンというわけではないよ。僕は自慢ではないけど、かなり売れてます。ただ、このテーマにしたのは、トップを目指すとお給料は増えるけど、本当に忙しくなるし、自分の時間も無くなってしまう。何のために働いているのか分からなくなる事もある。僕が一時トップを目指して仕事バカになった時代があった。友達の誘いをすべて断ってた時代があった。当然良い売り上げは作れたんだけど、ふと気づけば友達の誘いが来なくなっていた。こうなってしまうと、全然楽しくないし、何か余裕もなくなるから、トップまでは目指さない方が良いのかなと思った。だから、このテーマにした。（余談だけど、出来る営業マンほど、仕事が早く、定時に帰るという話を聞くが、僕らの業界ではそれはあり得ない。契約を増やせば増やした分だけ、急がしくなるし、帰りも遅くなる。）